4年物語文「ごんぎつね」   次へ  戻る  トップへ


場面1の3

1 学習範囲の確認  

説明  今日は,場面1の残りをやります。兵十が戻ってくるところから,場面1
   の終わりまでです。                         
    では,どこからどこまで指で指して確認しなさい。          
                                     
発問1 〜君,何ペ−ジの何行目の何というところから,何ペ−ジ何行目の何てい
   うところまでですか。                        

 ◇ P48の後ろから2行目「兵十が」というところからP50前から8行目「のせ
  ておきました。」までです。                        

指示2 同じの人手を挙げなさい。(挙手)  

2 個人音読2回・一文読み 

指示3 では,全員起立。2回読んでもらいます。ゆっくり目に,はった声で読ん
   でもらいます。                           
    1回目前,2回目横を向いて読みます。               
    それも終わった人は,座って意味を考えながら,目で読んでおきなさい。
    では,始め!                           

指示5 次は,一人一文ずつ順々に読んでもらいます。これ以上できないという最
   高の読みで読んでもらいます。〜君からです。始め。          

3 ごんのいたずらぶり    

発問2 〜君,兵十がいなくなって,ごんは,「何」を始めますか。      
指示6 短く一言で。(いたずらを始める。)            

指示7 どんないたずらをやったのか,いたずらの中身ですね,それが書いてある
   一文があります。その一文に線を引きなさい。             
指示8 となりの人と比べなさい。                     
指示9 〜君(〜さん),読みなさい。                   
指示10 一言で言うと,何をやったのですか。(列指名で3人)        

◇ びくの中の魚をつかみ出しては,はりきりあみのかかっている所より下手の川の
  中を目がけて,ぽんぽん投げこみました。                  
 ◇ 兵十のつかまえた魚をにがした。                     
                                       

発問3 さて,ごんがやったこのことは,兵十にとってひどいいたずらか。そうで
   もないか。                             
指示4 手を挙げてもらいます。ひどいいたずらだと思う人?(多数)そうでもな
   いと思う人?(少数)                        
挑発1 先生は,そこまでないと思うけどなあ。理由はね,いやなことは確かだけ
   ど,また取ればいいから。                      
指示5 反対の意見のある人,立ちなさい。意見をどうぞ。          

◇ せっかくつかまえたのを逃がされたから。
 ◇ おっかあに食べさせるものだったから。
 ◇ 自分の家の夕飯かもしれないから。
 ◇ 「うわあ,ぬすっとぎつねめ。」とどなりたてているから。

発問4 今,そのいたずらをごんは,川の中でやってますか。それとも川の外でや
   ってますか。(川の外)                       
発問5 川の外のどこですか。(兵十が置いたびくのところ)         

4 戻ってきた兵十の様子と逃げていくごんの様子

説明1 そこで,兵十がせっかくとった魚をぽんぽん投げて逃がしている。しかし
   うなぎだけは,なかなかとれない。とれないだけか首に巻き付いてしまう。
    そのとき,兵十がもどってきますね。                
発問1 何と言って。〜君。(「うわあ,ぬすっとぎつねめ。」)       

指示8 その言葉を読んでもらおう。〜君,読んでみて。(読む。) 

指示9 さあ,今の〜君の読み方は,とてもよかったと思う人はノ−トにO,いや
   あ,もう少しだったという人は△を書きなさい。            
指示10 Oの人?(少数)△の人?(多数)                 
    では,△の人起立!その理由を言いなさい。             

◇ P50に「どなりたてました。」と書いてあるのに,どなりたててない。
 ◇ もうちょっと大きな声でいわないといけない。(声の大きさ)
 ◇ もっちょうおこった声で強くいわないといけない。(声の強さ)
 ◇ 「め」で憎しみを表さないといえけない。
 ◇ 「うわあ」をもっと,大げさに。

指示11 そのように読んでもらいましょう。〜君,もう1回。 

説明7 もう少し,この兵十の言葉を考えます。               
    この兵十の言葉を,「うわあ」と「ぬすっと」と「め」に分けます。  
    そして,1,2,3とします。                   
発問5 ここは,強く読めばいいのですが,1〜3の中でどれを1番強く読めばい
   いでしょう。                            
指示12 ノ−トに1〜3の番号を書きなさい。                
    1の人?2の人?3の人?                     
指示13 では,それぞれ同じ考えの人同士集まって,その理由を考えてもらいます
    1の人は,ここ。2の人は,あそこ。3の人は,そこです。      
    では,教科書を持って,理由を語ってごらん。            

《人数の少ないグル−プから言わせる。》                    
 1の理由                                  
 2の理由                                  
 3の理由                      

指示14 変わった人もいるかもしれませんので,もう1度手を挙げてもらいます。

指示15 では,意見のある人どうぞ。                    
    そのときは,「〜の人に聞きます。」といってから,自分の考えを言いな
   さい。                               

指示16 兵十のこの言葉で,ごんは逃げます。その逃げ方がとってもけっさくです
   思わず笑ってしまいます。本当です。                 
指示11 今から,先生がそこのところを読みますので,逃げていくごんのかっこう
   や顔つき,表情を思い浮かべなさい。本当にけっさくです。       
指示12 では,目を閉じて聞きなさい。《教師読む。》            

うなぎは,キュッといって,ごんの首にまき付きました。そのとたんに兵十が,
向こうから,                               
「うわあ,ぬすっとぎつねめ。」                      
とどなりたてました。ごんは,びっくりして飛び上がりました。うなぎをふりすて
てにげようとしましたが,うなぎは,ごんの首にまき付いたままはなれません。ご
んは,そのまま横っ飛びに飛び出して,一生けんめいににげていきました。   
 ほらあなの近くのはんの木の下でふり返ってみましたが,追っかけてはきません
でした。                                 

発問5 おかしかったのは,どこ?《列指名,5人》